2021/03/26 17:35
暖かい日が続いています。
小学生の長男の卒業式を終え、子供の成長をうれしく感じながらも、過行く日々の思い出にほんのり切なく浸っています。
よちよち歩きの子供たちと公園の遊具で遊んだあの日の時間はやはりかけがえのないものですね。
この先の楽しみも色々想像しつつ、先日の姉との話題をひとつ。
ジュエリーの素材についてです。
金の値段が高騰し、素材に金を使うのをためらいだしていた私に、
姉「やっぱり買うなら金(K18以上の貴金属)のものを選ぶかなあ。シルバーのアクセサリーじゃ思わないけど、18金のリングなら娘が年頃になったらあげようかな、とか思えるよね。」と。
私「うーん。確かにそうだね、、、。」
ここ数年にわたり貴金属素材の価格高騰が著しく、私も制作にあたり金種に限らず素材選びに悩む機会が増えてきました。
私が日ごろから心がけているのは、永く愛着を持って使っていただけるジュエリーを作ることです。
私も姉も、一人娘がいます。その娘が大人になったとき贈ることができるジュエリー、または一緒につかえるジュエリー、選ぶならそんなジュエリーがいいですよね。いざ託したり贈ったりしたとき、できればその時代にも馴染むデザインもの、もしもデザインを気に入ってもらえなかったとしても、金やプラチナなら加工して新しいデザインに作り替えることも可能です。
天然石も貴金属も地球自然環境が作り出した限りある資源です。
丁寧な仕事を施し、大切に後世につないでいきたいですよね。
決して高価ではありませんが私の宝物のジュエリーたちに、娘が私と同じように愛着を感じてくれる日が、いつの日か訪れるでしょうか。
制作者としても、気を引き締め制作の日々をコツコツと続けたいと願う2021年の春です。
